「スマートフォンに最適化した商品画像を配信したい」「スマフォの画面はPCに比べ小さいので商品画像をズーム(拡大)表示させたい」「ECサーバーの負荷が高く、表示までに時間かかかるのを何とかしたい」「サムネイル画像、詳細画像、バスケット表示の画像など複数の画像の管理をやめたい」「使っているカートシステムが2種類の画像サイズにしか対応していないので、大きい画像を配信しブラウザで縮小表示しているので何とかしたい」などのニーズに対応する画像変換・配信・管理システムをASPまたはソフトウエアのサブスクリプションライセンスでご提供します。
端末プロファイルと連動したスマートフォンの端末毎に異なる画面サイズ向けの画像生成やWebP、高圧縮JPEGであるMozJPEG対応、高速画像Cacheシステム、CDNとの連携などECサイトの画像配信サーバーに求められる様々な機能が搭載されています。
*Plan E IRL(Image Resource Locator)は当社が開発したTomcat上で動作する画像処理Webアプリケーションサーバーで、サブスクリプションライセンス形式でご提供可能です。IRLを画像配信インフラと共にASPでご提供するサービスをIDS(Image Distribution Service)といいます。1つのオリジン画像のみを画像サーバーに置いておけば、表示したい画像のPixel数をhtml内で記述しておくことによりオンデマンドで画像生成を行います。ECサイトのデザイン変更により、各ページで表示する商品画像の大きさを変えたとしても、各Pixel数の画像を作成し直す必要はありません。また一度生成された各Pixel数の画像は独自のキャッシュシステムに蓄積され、2回目以降からは高速表示が可能です。
本画像サーバーは、スマートフォン及びフィーチャーフォン(ガラケー)のプロファイル情報を持っており、各端末毎に異なる最適な画像を生成・送信することが可能です。 例えば、「画面の横幅に対して85%の大きさになる画像を表示」といったhtmlの記述が可能となります。 プロファイル情報は、各端末の実機テストを経た後登録され、新端末発売後1週間以内に反映されます。 これにより、様々な画面サイズのスマフォに一画像で対応するために、大きなサイズの画像を送信しスマフォのブラウザで縮小表示させる必要がなくなり、エンドユーザーのスマフォでの高速表示が可能となります。
IDS/Plan E IRLのコアシステムと連携したPC、タブレット、スマートフォン、フィーチャーフォンの各端末で商品画像の拡大表示及び回転表示(回転表示はフィーチャーフォン非対応)が可能なJavaScriptビューアをご提供可能です。フォマートフォンなどの小さい面積の画面でも商品を詳細に表示することができ、スマフォサイトでのコンバージョン率の向上に貢献します。 画面で表示しているエリアだけの画像(画像の一部)を送信したり、商品詳細ページのサムネイルのクリックで表示画像を切り替えたり、ルーペ表示を行うなどデータ送信量の最適化とユーザー体験の向上を両立させます。
オリジンの画像データは、一般的にECサイトで利用されるJPEG以外にも、TIFF、EPS、PNG、PhotoshopPSDなど主要な画像フォーマットに対応しています。また印刷用のCMYK画像もサポートしており、CMYK画像はICCプロファイルを読み込みオンデマンドでRGB画像に変換可能となっているため、例えばカタログ印刷用のCMYK TIFFをそのまま画像サーバーに配置し、オリジン画像として利用することができます。
最新のバージョンでは、WebP形式および高圧縮JPEGのMozJPEG形式の出力にも対応しました。
MozJPEGは一つの画像内で高圧縮しても画像の劣化が少ない部分は高圧縮し、画像の劣化が目立つ部分は高品質を維持することで、画像全体としては見た目の品質を損なわず画像のデータ量を削減できるJPEGの一形式です。IDS/Plan E IRLのMozJPEG対応により、エンドユーザー側での画像表示をより高速化することが可能です。 その他PDFやMS Officeなど画像以外の形式のデータを画像化することもできます。
*MozJPEGをオリジン画像とすることも可能ですが、画像変換時に品質の低いタイル部分に画像全体が平準化されるため、MozJPEGをオリジン画像とすることは推奨いたしません。主要ECカートシステムとの連動実績が多数あり、各社に当画像サーバーとの連動のための経験があるため、各カートシステムへの組込みも素早く行えます。 また、シーディーネットワークス・ジャパン社のCDNサービスとも連動(オプション)しており、より高速に商品画像を配信することも可能で、当画像サーバーの画像を更新した場合は、CDN側のキャッシュも自動でクリアされるため、商品画像の運用も一元化できます。
IDS ASPサービスを画像変換・配信サーバーの用途以外に画像を管理するサーバーとして利用するためのオプションです。 Webインターエースにより、画像サーバー内の画像を閲覧することができます。また画像を選択し、画像カートに入れ、一括での画像変換や画像サイズ(Pixel数、縦横比)を指定し、ダウンロードすることも可能となり、ECサイト以外の営業やマーケティング用途に本画像サーバーを利用することができます。 また、「ささげ支援ASPサービス」との組み合わせ、または商品情報csvとの連携により、SKUやブランド名、商品名などから画像を検索することもできます。
株式会社モニック様が取り扱う米国Digimarc社の電子透かし(不可視透かし)を一括またはオンデマンドで商品画像に埋め込むことができます。また同社のクロールサービスを利用すれば、お客様のECサイトからダウンロードされた商品画像を世界中のWebサーバーから探しだし、どこで利用されているかレポートすることも可能です。
画像処理WebアプリケーションサーバーであるPlan E IRLはhttpパラメーターでの画像読み出しまたはJavaScript言語でのIRLパラメーターを読み出すことによる画像処理指示が可能なため、容易にECカートシステムへの組み込みが可能です。またECカート以外でも画像を表示する必要があるWebベースのシステムでも利用されています。
機能詳細は開発者様、デベロッパー様向けのIRL機能詳細ページをご覧ください。また、Plan E IRLはAWS上での稼働実績も有ります。
IDS ASPサービスは、ECサイトでの商品画像配信というミッションクリティカルなサービスに耐えるため、高品質で強固な環境で運用されています。
過去10年以上の運用実績があり、10年間で計画されたメンテナンス以外の不具合によるサービス停止となったのはデータセンター全体のネットワーク不具合による1時間のみで、サービス稼働率は99.99998%と一般的なクラウドサービスが提供するサービスの稼働率を大きく上回ります。
各サービスについて詳しくはこちらから